
キーワード:マスター(統活性)、ジェネラル(概略性)、コンプリヘンシブ(包活性・統合性・網羅性)であり、こうした三つの性質を兼ね備えたものが「マスタープラン」という。(注1)
日本では、1960年代から都市基本計画という用語が定着したが、1992年に、都市計画法18条の2で「市町村の都市計画に関する基本的な方針」の策定が定められたことから、これを関係者の間では「市町村マスタープラン」あるいは「都市計画マスタープラン」と呼ぶ習慣が広がった。なぜ、ジェネラルプランでもコンプリヘンシブプランでもなく、マスタープランと呼ぶ習慣が定着したっかは不明だが、単に「マスター」という言葉が他の二つよりも日本語として発音しやすく、都市計画の専門家以外にも理解されやすそうに思われた、ということにすぎないと思われる。その後、2000年の都市計画法改正の議論の中で、県レベルのマスタープランが必要との声が高まり、紆余曲折を経て、結局のところ、従来の整備開発保全の方針を拡充して県知事の定めるマスタープランとすることになったため、これを「(都市計画)「区域マスタープラン」と呼ぶ習慣が広がりつつある。
参考文献
・著者:大西隆ほか『[都市工学講座] 都市を想像する』鹿島出版会,2004年,pp.76


0 件のコメント:
コメントを投稿